- 2025.12.17
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品質を追求する情熱と成長の舞台裏〜②〜
こちらは品質を追求する情熱と成長の舞台裏〜①〜の続きです。
テーマ3: 未来を描くQAエンジニア像〜目標とスキルアップ〜
インタビュアー
QAエンジニアとして長くキャリアを続ける上で、どのようなマインドが重要だとお考えですか?また、今後の目標や、スキルアップのために取り組んでいること、勉強していることがあれば教えてください。
Kさん
QAエンジニアとして長くキャリアを続ける上で最も重要なのは、先ほども触れましたが、「QAという役割に誇りを持つこと」だと考えています。自身の仕事がチームや会社に与える価値、そして自身が品質改善に貢献できた点を振り返り、認識することで、モチベーションを維持し続けることができます。探求心を持ち、自発的に動き、コミュニケーションを積極的に取ることも非常に重要です。
今後のグループとしての目標は、単なる「不具合を見つける」役割から、「品質を作り込み、ビジネスリスクをコントロールする戦略的な役割」へと進化していくことです。組織全体の品質マネジメントを担う中核として、ユーザー価値を高め、組織全体の生産性と品質文化を向上させていきたいと考えています。そのためにも、開発チームとの連携を強化し、不具合発生傾向の分析や、開発プロセスにおけるボトルネックの特定、改善提案に積極的に取り組んでいきたいですね。
スキルアップについては、QA業務プロセスの改善を常に意識し、自動化やAI活用など、新しい技術や手法を取り入れ、活用できるよう情報収集と学習を行っています。常に最新のトレンドを追いかけ、自身のスキルをアップデートし続けることが、チームを牽引していく上で不可欠だと感じています。
Fさん
QAという役割に誇りを持つ!日々の業務に追われてついつい忘れがちですが、やはり最後は胸を張って関わった製品を世に送り出せるようにしたいと、Kさんの話を聞いて再認識しました。
私の理想とするQAエンジニアはずばり、「自ら考え、提案し、実行に移せる人」だと思っています。私たちのQAグループはまだ発足して数年で、発展途上のグループです。だからこそ、やりたいことがある人はどんどん試すことができますし、理想とするQAグループをメンバーと一緒に作り上げていくことを楽しめる人が、さらに活躍できるでしょう。
グループとしての今後の目標は、今期、R&D全体の体制が大きく変わったこともあり、不具合分析に焦点を当てて活動していく予定です。開発者と協力しながら、必要な情報を収集し、不具合の再発防止や開発プロセスの改善につなげていきたいと考えています。 個人としては、Oさんのような直属の後輩ができたことで、後輩育成にこれまで以上に力を入れていきたいですね。自身が中堅として、グループの成長を支える一翼を担いたいと思っています。
スキルアップの面では、ユーザー目線でのテストに必要なドメイン知識を習得するため、社内で開催されている勉強会に積極的に参加しています。来年の5月で実務経験が3年になるので、JSTQB Advanced Level(ソフトウェアテスト技術者資格認定の国際的なフレームワーク)の受験条件をクリアできるため、資格取得に向けて勉強中です。また、最新の情報やトレンドを取り入れるために、外部のセミナーやイベントにも積極的に参加しています。
Oさん
私がQAグループを選んだきっかけは、「分析することや間違い探しが好き」という自分の特性を活かせると思ったからです。子どもの頃から間違い探しの絵本を借りて遊んだり、レゴを組み立てる時に説明書と違う点を見つけて探したりするのが得意でした。プロゲーマーの動画を見て、自分と何が違うのか、何が原因でミスをしているのかを分析して練習するのも好きなんです。
QAエンジニアとして向いている人は、「分析が好き」「好奇心がある」「想像力がある」人だと思います。不具合の原因を細かく分けて考えたり、ボタンを押したらどんな挙動をするのか、気になった部分を実際に試して知ったり、テスト観点を考えるときにユーザーとして何がしたいかを想像したりする力は、QAの仕事に不可欠です。
今後のグループ目標としては、ドメイン知識の獲得、テストについての基本習得、そして様々な実機に触れて知見を増やすことを掲げています。 スキルアップについては、参考書や問題集を解くことを基本としています。特に、分かりづらい点はAIに質問して、自分が理解しやすいように工夫して勉強を進めています。また、リグレッションテスト(変更によって新たな不具合が生じていないかを確認するテスト)やアジャイル開発(短いサイクルで開発とテストを繰り返す開発手法)など、プロジェクトやテストで実際に行っていることが、座学で学んだ内容と結びつく経験が多く、そこからさらに理解が深まるのを感じています。QAの仕事は、実際に手を動かすことで得られる学びが非常に大きいと実感しています。
Fさん
Oさんから直接そういった話を聞けると、教える側としてもやって良かったなと思えて嬉しいです!Oさんの持つ好奇心と、自ら試して深く理解しようとする姿勢が、これからも大きな強みになるはずです。
Kさん
これからもその探求心を存分に発揮して、QAの奥深さをどんどん見つけていってください。お二人のこれからの成長も、本当に楽しみです。
インタビュアー
皆さん、それぞれがQAエンジニアとしての明確なビジョンと、それを実現するための具体的な行動計画をお持ちなのですね。自律的な学習意欲と、グループ全体の成長への貢献意識が強く感じられました。経験年数に関わらず、常に学び続ける姿勢もQAエンジニアには不可欠だということがよく分かりました。
テーマ4: QAグループへのメッセージ
インタビュアー
最後に、QAグループへの入社を検討されている方へ、皆さんの経験年数それぞれの立場から、メッセージをお願いします。
Fさん
私たちのQAグループは、より良い製品を世に出すために、まだまだ成長途上にあり、規模を拡大していくフェーズにあります。変化を楽しみ、自ら考え、提案し、実行できる方であれば、きっと大きなやりがいを感じられるはずです。私自身も3年目になり、後輩育成という新たな役割も担う中で、日々成長を実感しています。一緒に切磋琢磨しながら働ける仲間にお会いできることを、心から楽しみにしています!
Kさん
私たちの最大のミッションは、「ユーザーに満足していただける品質を提供する」ことです。不具合を検出して改善するだけでなく、要件定義の段階から「この仕様はユーザーにとって本当に使いやすいか?」といった問いを開発チームと議論し、製品をより良いものへと導いていく。これが、品質エンジニアであり、ユーザーの代弁者としての私たちの役割であり、プロジェクトの成功には不可欠な存在です。 これから学ぶべき技術や知識はたくさんありますが、大切なのは「ユーザー視点」と「品質を追求する情熱」です。QAエンジニアとしてのキャリアは奥深く、常に新しい発見と成長の機会に満ちています。ぜひ、「世に出るプロダクトの信頼性」を担う、やりがいのあるQAエンジニアの一員として、私たちと一緒にキャリアを築いていきましょう。
Oさん
私たちのグループは、穏やかな雰囲気ながらも、個性的なメンバーが多く、コミュニケーションがとても取りやすいチームです。右も左も分からなかった私を、先輩方が丁寧にサポートしてくれるおかげで、毎日新しい発見があり、楽しく仕事に取り組めています。QAの仕事に少しでも興味がある方は、ぜひ足を踏み入れてみてください!きっと面白さを実感していただけると思います。私のように「分析が好き」という方には、特に面白い仕事だと感じてもらえるはずです!
まとめ:品質への情熱が未来を拓く、多様なキャリアが交差する場所
今回の座談会では、QAグループの皆さんのリアルな声をお届けしました。特に、QAエンジニア歴10年以上のベテランKさん、3年目の中堅であるFさん、そして1年目の新人であるOさんという、経験年数の異なる3名が語り合うことで、QAエンジニアという仕事の奥深さ、多様なキャリアパス、そして成長し続けるグループの魅力が浮き彫りになりました。
少数精鋭ながらも、お互いを尊重し、活発なコミュニケーションを通じてチームワークを高め、一人ひとりが自律的に成長を追求する姿勢が強く印象的でした。
ユーザー目線での品質追求、上流工程からの参画による貢献、そして後輩育成への熱意。QAエンジニアの仕事は、単に不具合を見つけるだけでなく、製品の価値を最大化し、ユーザーに最高の体験を届けるための重要な役割を担っています。
「自ら考え、提案し、実行できる人」「分析好き、好奇心、想像力がある人」「探求心、自発的に動ける人、コミュニケーション能力が高い人」――QAグループは、そんな情熱を持った新しい仲間を求めています。
品質の未来を共に創造し、成長の喜びを分かち合いたい方からのご応募を心よりお待ちしています。

QAエンジニアリンググループのメンバー集合写真
(顔はGeminiで生成したイラストを使用しています)