プロジェクトマネジメント研修

プロジェクトマネジメント研修

2023年4月、7月実施
R&D本部にはプロジェクトインターフェイスグループという開発における部内のQCDを管理するチームがあります。プロジェクトにおいてプロジェクトマネージャーの役割が重要なのは周知のことでR&D本部のスキルアップを目標とした研修を実施しました。

2023年4月実施

初級編として経験の浅いメンバーを対象とした2日間の研修を行いました。
これからプロジェクトマネージャーとしての活躍を志すメンバーですので、PMBOK基礎を深く理解することを目的として実施されました。PMBOKとは、Project Management Body of Knowledgeの略称であり、プロジェクトマネジメントに関する知識を体系的にまとめたものですが、アルメックスでも基本的な概念として利用されています。

1日目

PMBOK基礎知識を座学を中心に学びました。プロジェクトマネジメントの立ち上げプロセス群から終結プロセス群までの内容が詳しく解説されました。2つのチームに分かれてお互いの理解を確認しながら進んでいくことができたので、非常によい研修になったと思います。

2日目

1日目に学んだことを活かしてワーク中心で行われました。ハードウェア製品を題材としてプロジェクト憲章からリスク管理簿までの作成が行われ、実践的なスキルの向上が図られました。チームメンバーの経験にはバラツキがありましたが、それぞれの意見をまとめて作成をしていったようでした。7時間という時間ではありましたが、最後のリスク管理簿まで完成することができなかったため、改めて研修後に完成させました。

完成させたアウトプットにおいてはそれぞれのチームが発表をする機会を設けました。2つのワークグループの発表は同じ題材をつかったにもかかわらず、内容に違いが出ました。アプローチ方法が経験に頼っていたので、抜け漏れが出てしまったと言えるでしょう。しかしグループごとの発表により違う視点を得ることができたいい機会となりました。

これからは実践を通じて、PMBOKの理解を深め、プロジェクトマネージャーとしての能力を向上させることが期待されます。

2023年7月実施

上級編としてプロジェクトマネジメントを実践で行う社員に対してAgile(アジャイル)を学ぶ機会が提供されました。Agileはプロジェクトマネジメントの手法であり、アルメックスではこれまで導入されていなかったため、変化のスピードが速い現代において適用の必要性が高まっています。

研修で、Agileは単なる手法ではなく、コミュニケーション方法やメンバーの主体性を含む広範囲においてマインドチェンジが必要であることを伝えられると、受講者は難しさを感じましたが、反面その有効さを実感することができたようでした。それは研修内で実施されたワークによるおかげです。チームメンバーは意見を出し合いながらプロジェクトの見積もりや開発計画を決定していました。

研修を通じて、チームはAgileのメリットと運用方法について理解を深め、今後のプロジェクトにおいて効率的で柔軟な開発を実現する力を得ることができるようになりました。アルメックスではAgileを業務に組み込んでいくのはこれからの取り組みになりますので、受講者には今後の変革において力を発揮してくれることを期待しています。
(Dojo育成担当)